何度も繰り返される死の誕生日を抜け出したツリーであったが、今度はカーターのルームメイト、ライアンがタイムループに。どうやら彼が大学の仲間たちと研究していた量子反応炉が原因であると判明し、装置を使い元通りにしようとするが、ツリーはまたもや誕生日の朝に戻されてしまう。しかも前回とは違うある異変が起きていた。
ぼうけんのしょ 1
▶︎ぼうけんのしょ 2
前作のスタッフ、キャストが再び集結したホラー・コメディの第2弾。前作のエンディング後から始まる。
前作のホラーテイストから、タイムループにパラレルワールドを取り入れSF要素が強くなった本作。選択肢によって展開が変わるアドベンチャーゲームみたいな感じ。ちょっと色んな要素を盛り込み過ぎでややこしかったり、つじつまあってるのか怪しい部分が多かったけど、完全にコメディ路線に向いてたから楽しく観れた。改心したのかと思ったら、やっぱりビッチだし。ツリーの成長もループしている気はする。
前作はアイデア勝負な作品だったけど、今回は割とテーマもあって良かったです。元の時間軸に戻るのが幸せなのかどうか。それを考えさせるお母さんの存在。こっちの要素をもっとしっかり描いた方が好みだったかなと思います。
"過去に生きるのはイヤ 盲信するのみ"
今の記憶を持ったまま、過去に戻ってやり直したいというのは誰しも一度は考えると思うけど、失敗も悲しい過去も背負って生きるのが人の人生で、自分を成長させる。それを否定してまでリセマラする人生はきっと味気ないものなんだろうなと思う。
一度きりの人生、バックトゥザフューチャーぐらいは観といた方がいい。
