このレビューはネタバレを含みます
こりゃ名作だ😭泣いた。いっつも泣いてんな自分。父と息子のストーリーには激弱。
一人で溜め込んで爆発して急に家を出るとか勘弁してくれよ、「あなたにとっては突然でも、私はずっと辛かったの！」的なこと言われても話してくれなきゃ突然としか思えないよ。と完全に男目線で観てしまいました。夫婦なんて一番話し合いが必要な間柄じゃないのか。
唐突に始まった息子との二人暮らしでの接し方で、今まで仕事一筋で家族とのコミュニケーションなんて全然とってなかったんだろうなって分かる言動に、そりゃ奥さんも出て行くかもなぁと思うんだけど、父ちゃんだって頑張ってんだよ…
なんで仕事人間になるかって家族の為じゃん。外でたくさんのこと抱えて必死になって、戸惑って慣れないながらも少しずつ息子と向き合って仲良くなってく父ちゃんって素敵じゃない！
食事の時間に息子が反抗してアイスクリームを食べるシーンたまんなかったなぁ…
分からず屋父ちゃんとワガママ息子なんかじゃなく、二人とも苦しんでて可哀想で。
こんなに頑張っても「ママ」と泣かれる父のやるせなさ。またまだ甘えたいのに愛が足りない息子。やり切れなくて酒に手が伸びるのが切ない。
その後の仲直りも良かった。
言われてからじゃなくて自ら気付けるって簡単じゃないよ。
母親の言い分も分かるんだけど、父親目線で描かれてるからそっちに味方しちゃったな。
野心的になるのに性別が関係ないなら親としての愛情にも性別は関係ないってすごく共感。
父親になったのは18ヶ月って言い分だけど、生まれた時から息子の親なんだよ。
振り回された息子が一番可哀想だった。
だからあのラストはえぇ〜〜って感じ。
親に我慢を強いるのも違うけど、柔らかい子供の心を親が傷付けるなよと言いたい。
家族ってのは愛のあるチームであってほしい。
結婚をするなら良い父親になれる人が条件だなぁと思う訳です。
最初と最後のフレンチトーストが父子の関係そのもので泣いた。
だんだん上手くなって美味しくなっていく。
一緒になにかをするって一番大事。
