ローズまりぃ

病院坂の首縊りの家のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

295本目。
でたぁああ…犬神家の一族以上に把握するのが難しい。史上最強に理解するのが難しかった厄介すぎる。頭が?でいっぱい。そして金田一シリーズは全て犯人が死ぬのねうん、そんな感じはしてた。



金田一耕助は命を狙われているという本条写真館の経営者の本條徳兵衛から調査を依頼される。一方その本條写真館に女性が来て撮影を依頼。徳兵衛の息子、直吉が廃屋出向くとそこは終戦翌年に山内冬子という人が首を縊って死んだ「首縊りの家」と呼ばれる法眼病院跡だった。直吉は依頼に来た花嫁の女性と花婿の男性を撮影する。徳兵衛はその写真を見て花嫁は法眼病院の娘、法眼由香利だと言う。後日同じ女性からまた撮影依頼の電話があり金田一も同行するとその場所に花婿の生首と誰かの歌が書かれた札と風鈴があった。その場にいた不審な男吉沢を捕まえる。
法眼家とその縁戚の五十嵐家の面々が廃屋に集められる。五十嵐滋が写真を見て花嫁は由香利だと言うが法眼弥生はそれを否定。由香利も連れてこられ写真の花嫁は由香利ではないという事になる。写真の夫婦の身元は山内敏男と山内小雪という血の繋がらない兄妹と分かる。吉沢と山内は進駐軍回りのバンドグループのメンバーだった。金田一の調査で山内冬子が敏男と小雪の母親で法眼弥生の夫ですでに亡くなった法眼琢也の愛人という事が分かる。小雪から愛される事が疎ましくて敏男を殺した、自分も死ぬと遺書が届くがその遺書からは小雪の指紋が検出されなかった。
本條徳兵衛と吉沢が殺される。金田一は東北と山内兄弟について詠われている法眼琢也の歌集を見つけ東北へ調査に向かう。その間に本條直吉が何者かに襲われ重傷を負う。戻ってきた金田一は関係者を集め真相を話し出す。縁戚の五十嵐猛蔵は法眼家を乗っ取るために無理やり弥生の母千鶴と再婚。まだ15歳の弥生を犯しそれを本條徳兵衛に撮影させた。その結果弥生が産んだのが冬子ですぐに里子に出された。猛蔵は弥生を無理やり嫁がせようとしたため千鶴に突き落とされ死亡。その後生活の為に弥生は法眼琢也に嫁ぎ千鶴は屋根裏部屋で寝たきりになる。そして弥生と琢也の間に由香利が生まれる。冬子は琢也の愛人となっていた。冬子は生まれた時に持っていた風鈴から実母が弥生と分かり会いに来るが由香利に「父の愛人を合わせるわけがない。乞食め。」と追い返され冬子は自殺。それゆえに敏男は法眼家への復讐を決意していた。
数年後本條徳兵衛は写真をネタに弥生を脅迫し弥生は徳兵衛を殺そうとして失敗。同じ頃、敏男と小雪のバンドが村にやってくる。小雪に求婚するも拒否された敏男は復讐のために由香利を誘拐、薬で昏睡状態にして花嫁写真を撮る。小雪の身代わりとして接吻したりしているうちに抵抗する由香利を敏男ははずみで突き飛ばし殺してしまう。敏男は絶望し自らの首を切り息絶える前に小雪に自分の首を首縊りの家に吊るすよう言い残す。どうしたらよいのか分からない小雪は弥生に相談、弥生は小雪の境遇が自分に似ていると同情し協力。また由香利を小雪と入れ替える。小雪の遺書も弥生の仕業だった。そして弥生は脅迫する徳兵衛を殺害、由香利が本当は小雪であると見抜いた吉沢も殺害、徳兵衛から聞いて脅迫してきた直吉も殺そうとして失敗。真相が分かった時屋根裏部屋の千鶴が亡くなったと知らされ皆が屋根裏部屋へ向かう。その間に弥生は家を抜け出し人力車で病院坂の首縊りの家の家に向かう。人力車がその場所に着くと弥生は人力車の中ですでに自らの命を絶っていた。
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