このレビューはネタバレを含みます
気違いの気違いによる気違いのための映画だ。とにかく酷い。まぁ酷い。
兄を庇い捕まる気違い男。
やることなすことすべてが常識はずれだが、常識云々じゃない。ただのろくでなしのクズ野郎だ。
前科三犯で仕事もしないで義理の姉の財布から金を盗む。こともあろうに、交通事故死させた家族の家に上がり込み四肢の不自由な障害者の妹をレイプする人間のゴミ。
だが、その娘はあろうことかゴミに恋をする。よくこんな恐ろしい発想が生まれる。娘の女優は健常者だ。演技で完璧な障害者のふりをしている。
いや確かにすごいけど、この気違い男が牧師の祈りも無駄になるほど頭がおかしすぎて、心の底から吐き気がする。
最後にオアシスにかかる影を無くし、ラジオでその「存在」と意思表示をするのがロミオとジュリエットみたいなのかもしれないが…酷い。とにかく酷い。