ヤマト

仄暗い水の底からのヤマトのレビュー・感想・評価

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)
3.5
昔原作がめっちゃ流行ってて、私が観たいタイミングではなかなか配信されてなかったけど、やっと観ることができました!


主人公とその娘はとある団地へ引っ越します。主人公は夫と離婚調停中で、娘の親権をどちらが取るかということで揉めていました。主人公は昔精神科にかかっていたため、夫も親権を譲りませんでした。
そのため家もそこまでゆっくりして決められなかったので、ちょっと違和感を感じるような家でもすぐに入居を決めました。
しかし、その部屋は湿気がすごく、天井にシミがあり、だんだん雨漏りもしてきて酷くなっていきます。
おまけに上から子供の足音が聞こえて来るのに子供は住んでいないわ、子供が赤いカバン拾ってきて捨てても戻ってくるわと奇妙な現象が次々と現れていき──。


なんてまとめたら良いかわからない。
とにかくその部屋に住んだら、なんかその部屋異常でおかしな現象が現れていくという感じなんですけど、かなり王道なジャパニーズホラーでしたね。
雰囲気は勿論、水というテーマもあるせいか、余計日本特有のじとじととしたホラーの雰囲気がありました。
邦画ホラーの雰囲気が苦手な人はめっちゃ苦手だと思いました。

ホラー要望的なものは個人的にはあんまりありませんでしたが、怖い人は怖いかも?雰囲気とか相まって。

あとこの作品、かなり賛否両論があって、感動する!という人もいれば、怖い!とかイライラする!という人もいて、感想が受け取り手によって結構変わる作品なんですよね。
どこを見て、誰に共感するかによって変わってくるんでしょうか。
私は何も思わなかった。


ストーリーは結構綺麗に纏まっていて、あまり無駄なシーンもなく、最後までしっかり描かれていたかなというい印象。

私は頭空っぽにして観るようなタイプなので、そこまで何も思いませんでしたが、色々考えながら観る人には色々思わせるような映画だったんかなと思います。

ホラーというか、普通に映画の話としてはよく出来ていたと思います。
ヤマト

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