歩くチブ

仄暗い水の底からの歩くチブのレビュー・感想・評価

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)
3.9
傑作ジャパニーズホラー。

昔テレビでやっててVHSに録画したのを繰り返し観た記憶がある。また観たくなってGEOで借りてきた。

廃墟寸前のマンションの空気がジメジメとしたカビ臭さと一緒に漂ってくる。海外リメイクじゃこの雰囲気は出せない。

天井のしみ、赤い鞄、エレベーター、黄色いレインコート、行方不明の女の子、やる気のない管理人…色々な要素が繋がっていく演出が見事。

あの決断はずっと解せなかったけど、今ならわかる気もする。子供に対する母の愛にはどうしたって敵わない。

エンディング曲のスガシカオの青空がとても耳に残る。
歩くチブ

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