桐ちゃん

バベットの晩餐会の桐ちゃんのレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
4.5
片田舎の小さな村で慎ましく暮らす老姉妹。
日々を信仰に捧げる人生。それと対比して映し出される少女の頃の淡い恋の記憶。その断片が繋がっていき、物語は思いもよらない展開へ。

なぜこんな田舎の小さな家に異国の召使が?
その謎が解き明かされていき、ラストの晩餐会のシーンへと続きます。

料理はどれも美味しそうで、目にも美しいものばかり。最初は心を固く閉ざしていた村の人々が料理を通して心が変化していく様子がじんわりと心に沁みます。

貧しい芸術家はいない。バベットのその言葉が深く心に残りました。
桐ちゃん

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