矢吹健を称える会

勇者のみの矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

勇者のみ(1951年製作の映画)
3.2
 これもずいぶん異色な西部劇。逆『七人の侍』というかんじの倒錯した密室人間ドラマと、狭い要路を境にしたインディアンとの攻防という二本の筋がうまく絡みあってない気がする。でも砦の設計と件の要路との位置関係がスリリングだと思う。部下の大半がグレゴリー・ペックに不満を抱いているという設定はとても面白いが、よくわからないところもある。
 まあでもウォード・ボンドでしょう。ウォード・ボンドに尽きる。楽しそうでこちらも嬉しい。