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犬神家の一族のktyのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
5.0
血みどろの相続劇だが、主軸に島田陽子の気高い凛とした美しさと、石坂浩二のひょうひょうとした頭脳明晰ながら軽い演技で一級の娯楽作品に仕上がっている。

何年かに一度は観たくなる名作。

格調高い音楽、
その後の映像作品に多大な影響を与えた四角い明朝体のフォント、
旧家の屋敷の重々しさ、
物悲しい湖、
絶妙な小道具の使い方など
観る度に唸らされます。

当時中学生だった。
これを観てから、屋根に天窓のある家と
菊の花の展示会は、トラウマになった。
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