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犬神家の一族のtakatoのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.1
 ん~ちと期待外れ。知的ゲームとしての推理物としては、あまりに偶然によりすぎている話。さらに、犯人の動機や人間ドラマの面白さという点でもイマイチ。「ドグラマグラ」とか、京極さんのシリーズ物のようなどちらかというと脱構築推理物が好きな自分にはどうにも物足りぬ。それらの作品にあるような単なる小細工なトリック遊びを超え、凡百なこちらの想像を遥かに超えた人間心理の狂気と正気の境界線上を遊ぶような怖い魅力に欠ける。
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