ヒストリーオブバイオレンスという言葉がそもそも英語にはあるらしく、その意味を知るとほぼエンディングまで読めるという日本人にとっては衝撃の事実が実はあるのだが、それを知らないと信用できない語り部系といえよう本作。あれ?この人カッコ良すぎない?とヴィーゴモーテンセンを最初に思う瞬間があるのだが、その時の違和感がどんどん違和感になっていく。気持ちよさと罪悪感が後半に行けば行くほど増してくる。そこからどんどん抜けられなってくる。90分強と短くサクッと楽しめる一作。ウィリアムハートがオスカーノミネートされた気がするけど、ま?一瞬やぞ?
私、かなり好きですこれ。奥さんが一瞬目覚める瞬間とかね。