るい

子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつるのるいのレビュー・感想・評価

3.7
マンダロリアンseason3配信決定を受けて、もう少しマンダロリアンへの解像度を上げるべく子連れ狼を初視聴。

私の中の子連れ狼と言えば、ごっつええかんじの「大五郎ー」「ちゃーん」の知識しかなかったけど、これで大五郎がなんたるかを知ったぞ!ちなみに子連れ狼の原作は漫画で、萬屋錦之介のテレビドラマ番組版と、若山富三郎の映画版があるそう。(映画版がヒットし、ドラマ版が作られるとなった時に一悶着あったみたい。)

時代は徳川幕府、江戸時代。大名統治の暗黒時代で大名を厳しく取り締まる為に幕府は三つの組織を置いた。探索人の御庭番、暗殺の刺客人、切腹の際の介錯人である。

その介錯人を担っていたのが拝一刀(おがみいっとう)だったが、公儀刺客人を務める柳生一族の計略により、妻を殺され公儀介錯人の地位を追われる事となる。拝は残された息子の大五郎を連れて刺客人家業をしながら裏柳生への復讐の旅にでる。

拝一刀を演じているのが勝新太郎の兄若山富三郎。殺陣がめっちゃ上手い。剣捌きが早いのと、ピタッと止まる刀の振り方がめっちゃキレイ。演技にも迫力あるしかなり素晴らしかった。

あと、切られると血がぶっしゃーって出るのがいい。この作品海外でも評価されているそうなので、タランティーノ監督の血がぶっしゃーも少なからずこの作品の影響があるのでは?昔の作品を知るってほんと面白い!やめられん。

マンダロリアン用の追記メモ
鎖帷子とライトセーバー選択描写は、拝一刀の大五郎に向けた鞠と刀の選択からでした。
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