このレビューはネタバレを含みます
Cocco × 塚本晋也という、名前聞いただけでも腹に重いものを感じる奇跡的な組み合わせで生まれた作品。
原案がCoccoとなっているので、かなり真に迫った精神の病の描写が出てきて、凄く体力の要る映画だった。
監督の作品はどれも観るのに体力要るけど、これは監督の作品群でもトップクラスに疲れるかも。
途中途中で流れるCoccoの歌が良すぎてますますキツくなる。
監督も案の定美味しい役で登場。
部屋で「大丈夫！」って言いながら主人公をなだめるところは壮絶だった。
主人公が息子の首に手をかけた時はいよいよ観てられないと思ったけど、最後に施設で過ごす主人公を成長した息子が訪ねてくるシーンで締めててちょっと安心した。
でも、しばらくしてアレって主人公が見えてる世界なだけで、本当かはわからないんだなと思ったらキツイなと。
