ピンフまんがん

我等の生涯の最良の年のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)
4.6
監督さん、今では考えられないけどアカデミー作品賞を三度しかも候補だと何と13回って、何じゃその数字Σ( ̄□ ̄|||)!でもこの映画を見て思ったこと、、、
ウィリアム・ワイラーって、やっぱすげえわ( ゚Д゚)。

戦争後、戻ってきた三人の軍人のその後のドラマ。でも面白いのはその三人が上流、中流、下級層と分かれており、それぞれの三者三様のドラマになるが、これがまた面白かったのだ。何にも目立ったシーンはなく黙々と繰り広げられるのだが、この長時間映画で一切ダレることがないのが凄い。脚本も凄いけど演技もまたみんな凄いと思う。この監督さん、実は演技にうるさい人なのか演出も冴えているのか、どっちも正しいのだろう。義手の俳優さんは何と実際の軍人さんってのはリアル。但し演技は米国では及第点をつけられていたらしいが、ごめん素人感覚ではそこまでわからんかった。小ネタの出し方もいつもながら本編も冴えわたっている。
これ、終戦の翌年の作品。この時期によくこんな流れまでの姿を描けたなと思う。