改名した三島こねこ

レクイエム・フォー・ドリームの改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

4.7
<概説>

四人の男女が麻薬で破滅するまでを独特の疾走感で演出する。『ブラック・スワン』『マザー!』で知られるダーレン・アロノフスキーの傑作映画。

<感想>

汚い
美しい

気持ち悪い
気持ち良い

バッドエンド
ハッピーエンド

あれやこれやの対立感情が均等に湧き上がってくる謎な作品。最悪な感情を掻き立てるので一般には推奨できない映画なのに、悪趣味を解する人は絶対見るべきという極端すぎる作風。ある種のカルト映画といったところでしょうか。

元々アロノフスキー作品は『π』が一番好きでした。『ブラック・スワン』『レスラー』もメッセージ性の高い良作ですが、彼の演出技巧の高さが死んでいた印象。

しかし本作はその二者の正に中間!

絶対面白いんですよね!!!情緒不安定!!!

ただ面白いけど絶対ドラッグは生涯やらないと決めました。破滅描写がドギツイので『トレインスポッティング』と並んで保健の授業で流してもいいかもしれない。