この映画を観て、ストーリーは違えど、スタンド・バイ・ミーを連想してしまいました。福岡と鹿児島に別れ別れで暮らす家族。兄と弟。もう一度家族が一緒に暮らせるように願っている。九州新幹線の開通に伴い、最初にすれ違った新幹線を見る間に願い事を言えば叶うというのを信じた兄弟は、それぞれの学校の友達を引き連れて熊本の中間地点へ目指して冒険に出る。果たして兄弟は最初の新幹線のすれ違いを見て、願い事を無事言えるのか、、、
やはり今回も是枝監督作品における子役の自然さ、リアルさ、生き生きした感じがとても光った作品でした。よく見るとかなり豪華なキャスティングですが、この映画に限っては大人は完全に脇役。子供達が主役でした。
子供の微妙な心理状況をうまく描いていたと思います。変にスレておらず、清々しささえ感じる小学生達。冒険のエンディング、兄弟の決断、そして余韻、、やはりうまいと唸ってしまう作品でした。
