けーな

キッチンのけーなのレビュー・感想・評価

キッチン(1989年製作の映画)
2.0
吉本ばななの原作が、当時、ベストセラーとなり、話題だったし(未読だけど)、この映画も、上映当時、話題になったけれども、観たことなくて、30年以上経った今、ふと、観てみることにした。

モデルになってからの川原亜矢子のことは、とても好き。今作で、デビューした時、話題になったことも覚えている。今、観てみると、まだ初々しくて。この時、まだ18歳。

それにしても、変な話、変な映画だった。原作が、ベストセラーだったというのも、信じられない思い。原作は、もっと違う雰囲気なのかな。森田芳光監督作は、これまでに2作だけ観たことあって、「それから」は、大好きな作品で、「家族ゲーム」は、訳わかんなかった。今作は、「家族ゲーム」に似た雰囲気を感じた。セリフ回しが、似ている気がする。

橋爪功が、オネエの役。お父さんが、ある時から、お母さんになったって人の役。こういう設定を、今、観ると、全く驚かないけれども、公開当時は、驚くことだったのだろうな。

雄一が、どうもイマイチ。原作では、どのように描かれているのだろ。雄一を演じたのは、松田ケイジ。モデルだったところが、この「キッチン」に抜擢されて、俳優になったのだそう。

松田ケイジも、川原亜矢子も、俳優初心者だから、セリフ回しが、ほんと下手で、そのせいで、妙なのか、演出で、あんな雰囲気を出しているのか? どうも好きになれない映画だった。
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