スコットランド独立のために戦った実在のウィリアム・ウォレスを描いた歴史スペクタクル。メル・ギブソンが監督主演で、アカデミー賞5冠を獲得。
皆さん評価高いけど、私は、気になる点があって、どうも話に入り込めなかった。
まず、ウィリアム・ウォレスは、まだ20代の青年なのに、メル・ギブソンが老け過ぎてると思ってしまって。幼馴染のミューロンと恋するシーンも、若い2人なのだから、もっと初々しい感じであって欲しいのに、メル・ギブソンが、おじさん過ぎて、冷めた目で見てしまった。
それと、スコットランド人なのに、メル・ギブソンの英語の発音が、アメリカの発音だから、興ざめ。私は、スコットランドとか、イギリスのどこだとか、地域ごとの細かい発音の違いを判別できるわけじゃ到底ないけど、メル・ギブソン以外の俳優達は、みんなUKの発音なのに、メル・ギブソンだけが違うってことは、明らかに分かる。メル・ギブソンは、アメリカ生まれのオーストラリア出身なのだけど…
そんなわけで、今作では、メル・ギブソンには、監督だけに専念して欲しかったと思ってしまう。
それと、ソフィー・マルソーが、綺麗で、とても良かったのだけれど、王太子妃とウィリアム・ウォレスのラブストーリーは、完全なるフィクションだそうだ。現実には、あの時代に、イザベラは、まだ子供で、フランスにいたので、あり得ないとのこと。まして、子供のことは、史実を曲げてしまっている。
それにしても、イングランド人が、嫌な奴として描かれているなあ。イングランド王エドワード1世と王太子(エドワード2世)も。戦争を描こうとすれば、敵方は、嫌な奴になってしまうのは、仕方ないことだけど。
ブレンダン・グリーソンも出てた。