藤田武彦

スキャナー・ダークリーの藤田武彦のレビュー・感想・評価

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)
4.1
フィリップ・K・ディック原作。
ブレードランナーよりは近い未来。
ディック特有の、自己の存在を問い掛けるSF。

アニメを実写的に活用した野心作。
主人公の着るスーツなど、アニメでないと表現できない。
キャラクターの表情も陰影豊かで、時にカラフルなスーツのようにアニメならではと見間違う。

後味は少し苦みが残るかもしれないが、Drug問題はありつつも、
こういった作品を描けるアメリカ社会の健全さを感じますね。
藤田武彦

藤田武彦