明石です

小間使の日記の明石ですのレビュー・感想・評価

小間使の日記(1963年製作の映画)
3.6
パリから田舎の村に雇われやってきた小間使いの美女。そこで出会うブルジョワたちは、小間使いを全員「マリー」と呼ぶ雇い主や、女性のハイヒールに性欲をかき立てられるその息子(どこぞのシリアルキラー?)、差別主義者の使用人と、皆揃いも揃って変人で、そして、幼女の強姦殺人時間が起きてしまう。

『アンダルシアの犬』のルイス·ブニュエルがフランスで撮った作品。薄気味悪く居心地の悪い物語ではあるものの、明快で分かりやすくはある。ただ滅茶苦茶面白いかというと、、どうだろね。途中まで『家政夫のミタ』みたいな話かと思っていたら、まさかの小間使いが、、という展開に驚く。いや正確には、ジャンヌ·モローが主演なので納得感の方が強めでした笑。とりたてて美人ではないのに服装や立ち居振る舞いが洗練されていていかにも高嶺の花的な空気を醸し出す彼女に男連中がみなコロっとイカれてしまうところ好き。
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