エクストリームマン

グリマーマンのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

グリマーマン(1996年製作の映画)
2.7
だいたい元軍人。

『セブン』とかに影響されたっぽい猟奇殺人事件をNYからLAに赴任してきた「普通の」警察官:セガール(役名はジャック・コール)が関係者を皆殺しして解決する映画。肝心の猟奇殺人事件は元々ヤバいやつがヤバい事件起こしたという至ってシンプルなもので、その事件に相乗りした「不届き者」共をやっぱりセガールは皆殺しにする。そもそも一見しただけで死体の人種から体内に隠してるものまで見抜けてしまうセガールにミステリだのサスペンスだのは通用しないわけで。地球上で万能を発揮するスーパーマンでどうやってドラマを作るのかと言えば、なんらかの事情で能力が制限されてピンチに陥るも、辛くも脱出して事件解決、となるわけだけど、セガールの場合別にピンチに陥る必要とかないので、結果物語上のサスペンスはほぼ皆無となる。

そういえば、本作ではセガールに家族がいる設定で、一応画面にも出てくるけど、書割以上の役割を与えられていないのが凄い。アメリカの映画なのに?この辺り、体系的にセガールの映画研究すると何かわかりそう。別に知りたくはないけど。