エクストリームマンさんの映画レビュー・感想・評価

エクストリームマン

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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Such a poser.

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』以来のMCU映画。今年からドラマは矢継ぎ早に公開されていたものの、映画としては本当に久しぶりで。

やはりというべきか、フローレ
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.7

Why does everybody keep dropping from the sky?

この映画くらいまでは、「オークワフィナ活躍してるなぁ」って感じだったけど、『シャンチー』に至っては「オー
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透明人間(1954年製作の映画)

4.5

“透明人間”映画の最高傑作だと思う。

軍の実験で「透明」にされた男たちの行く末。社会の中で「透明」に生きるとはどういうことか、ということと、南條(河津清三郎)が正体を隠す方法が1つの設定の中に含まれ
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未来警察(1985年製作の映画)

3.0

期待に対して意外にちゃんとしている。ガジェットや俳優というより、演出がしっかりしているのだろう。とはいえ、『ダーク・スター』もかくやというロボットのギミックは苦笑してしまうようなものも多々ある。チープ>>続きを読む

プレイタイム(1967年製作の映画)

4.3

フランス風のバスター・キートンというかチャップリンというか、その辺やるのかなと思わせるはじまりから、手触りも温度も違う世界を巡って狂騒の“ロイヤルガーデン”へ。ジャック・タチの凄みを存分に味わえる。>>続きを読む

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

3.7

夕子のヴィジュアルの完成度が素晴らしい。ゴシック風ではなくてゴシック・ホラーをやろうという気合。ミラーマンとかめちゃくちゃ若い中尾彬を見ることができる。

ヴァンパイアvsザ・ブロンクス(2020年製作の映画)

2.7

可もなく不可もなく。いや、ジュブナイルとして十分な作りではあるのだろうけど、失点もなければ「超えてきたな」ってところもないところがなんとも言えない。

呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)

3.8

幻想と怪奇をきちっと描こうとする誠実さと、何より岸田森の説得力に痺れる。ドラキュラ伝説と怪談的な演出が上手く融合していてよい。

ネメシス(1992年製作の映画)

2.8

86.5% is still human.

主人公:アレックス(オリヴィエ・グラナー)の立ち姿とかはいい感じなのに、どうにも終始ふわーっとしている。本作がブレードランナーにもターミネーターにもなれな
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七つの会議(2018年製作の映画)

2.7

名誉邦キチ映画。

実際には(まだ)取り上げられていない。池井戸潤、同じ鋳型で量産しすぎなのでは…とも思うが、まぁむしろそこがウケているのだろう。野村萬斎演じる、クセが強すぎる会社員「居眠り八角」を笑
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フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年製作の映画)

3.7

フランケンシュタインへの理解のなさは時代なのかキャラクターなのか。時代的なリアリティって気もする。

チーム★アメリカ/ワールドポリス(2004年製作の映画)

4.5

Matt Damon.

定期的に観たくなるトレイとマットの悪ふざけ。

カイロでテロリストの拠点に潜入〜カーチェイスのところが死ぬほど好きなんだよね。人形劇であることも相まって、ゲイリーが打ち合わ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

I'm a Golden Starfish!

オリヴィア・ワイルド初監督作として観るか、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』系映画として観るかで評価変わるのかな。
素材めちゃくちゃいいし、ケミストリーが
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.0

Welcome to the future. Life is good! But it can be better.

※以下ネタバレしてます。

個人的な前作の所感としては、「悪くないし最高な場面も
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.8

Sometimes you must dangle your feet in the water in order to attract the sharks.

事前情報特になく観たので、YA原作と
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

I'll see you in the beginning, friend.

クリストファー・ノーランは、観客が勝手に誤解(深読み)してくれて、彼も自分自身を誤解しているという点において、稀に見る幸
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.8

シャア・アズナブルは加速主義。

アムロもシャアも子供に辛辣すぎだ。ニュータイプの共感が寧ろヒトの心やサガを見落としがちにさせる。とはいえクエスはまぁ。ギュネイを結局放置するあたり、シャアは本当に指揮
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.9

『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』よりも更に入門的な、お仕事紹介的な。

映画最初期のトーキーから効果音の歴史、各時点のターニングポイントを「生きる伝説」的な面々:ウォルター・マー
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パペット 大騒査線 追憶の紫影(2018年製作の映画)

2.6

Hey, look! It's the NRA!

何かになりそうでならなかった典型というかなんというか。大人向けのセサミ・ストリートやるにしても中途半端で、"間”のせいでギャグも冴えず。メリッサ・マ
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来る(2018年製作の映画)

3.7

田原秀樹(妻夫木聡)の醸す“あの感じ”が本作で最も恐ろしい。前半ホラー、後半はオカルトアクション、みたいな。

あまりにも1カットが短く忙しなくて、しかもそれが何か仕掛けや演出に基づいているというより
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.1

We are not the same. I'm an American, you're a sick asshole.

完全な狂気と“真実”の一体化。とある事情で一路娘のもとに向かうことを決意した
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.2

映画と呼ぶにはあまりに常軌を逸しているが、同時に極めて映画的でもある、大林宣彦最後の作品。

尾道の若者3人が日本の江戸末期からWWⅡに至るまでの日本の“戦争”を映画に入り込んで次々体験していく…とい
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.7

The Color It's So Bright... Like Flowers

あまり意識して掘っているわけではないけど、これまで観た中でもかなり純クトゥルフ神話的な映画だった。原作原典の雰囲気に
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

エンドロールの意味がわからなくなる邦題…"The Gangster, the Cop, the Devil"だと、マ・ドンソク感が薄れると思ったのだろうか。

プロットや演出は韓国映画に限らないエンタ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.7

迷宮入りだね…

原作となった高校演劇の脚本の完成度、舞台版キャストのアンサンブル、そして城定秀夫という語り手によって映画としての完成をみる本作。原作の高校演劇にあった得も言われぬ「良さ」を殺さないた
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.6

Kiss me, fat boy!

冒頭でいきなりのグザヴィエ・ドラン!からの169分…長い。まぁ、小説である原作をなるべく取り込んで、かつ映画的な見せ場を追加すればそうなるのは必定。尺が長い場合、
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グースバンプス 呪われたハロウィーン(2018年製作の映画)

3.7

I would not do that if I were you!

決して悪い出来ではないのだけど、ロブ・レターマンの監督した前作と比較してしまうと。。。各ホラーキャラクターの出来はいいけど、一本
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.7

I need your permission to operate independently.

低予算創意工夫系アクション映画。シナリオも絵作りもバジェットから逆算したかのようなシンプルさ(車のデ
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ダークタワー(2017年製作の映画)

2.9

Everyone who walks with you dies.

誰に向けて作られたのかよくわからない系映画。アサイラムの映画ですら、ターゲットがかなりハッキリ見えるのに(当たり前か)、大作寄り、
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ポリス・ストーリー/REBORN(2017年製作の映画)

3.2

沈黙シリーズ的な。

ジャッキー・チェンが警官役ならとりあえず付けとけ的な邦題。強化兵士と戦うとか、攫われた娘を取り戻すとか、ヘリキャリア出てくるとかで、「どこかで見たやつ」を極限まで詰め込む幕の内弁
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

I'm gonna tear you apart.

ジョン・ランボーの旅の終わり…に果たしてなるのか。静かに余生を送っていると思いきや、農場の地下に広大なトンネルを掘っているあたり、彼の魂は未だ平
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.5

What the fuck are you looking at, Gandalf?

セス&エヴァン制作の青春(今回はその手前)コメディ再び!小学生版の『スーパーバッド 童貞ウォーズ』とも言えるけど
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.6

Is the Rock president?

最初の完成版が最早伝説級のキャラクターデザインな映画。『キャッツ』がそのまま行ったところを引き返した勇気は褒められてもいいだろうけど、直ってみると最初の
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

3.8

アメリカ社会の構造的搾取を暴くドキュメンタリー。

“合法的”で周到なシステムによってアフリカン・アメリカン(をはじめとした有色人種)を奴隷化する過程が具に示されている。奴隷制度とは即ち経済の問題であ
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

4.0

Tonight’s episode, The Vast of Night.

トワイライトゾーンのような、一夜の超常怪奇的寓話。これが監督の初長編とのことで、期待が膨らむ。

ラジオDJとして街では知
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.1

出落ち?

日本版ポスターの宣伝文句が内容の全てで、それ以上のことは特に起こらない。ある意味潔い。殺人鬼がお化け屋敷運営していました。以上。

フレッシュな表現もなくはないが、如何せん一本調子過ぎてど
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