totoruru

いつかギラギラする日のtotoruruのレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
3.6
オープニングが痺れる



毛色は違えど『GONIN』と双璧をなす素晴らしいバイオレンス作品。

静の『GONIN』、動の本作といったところか。(まあ『GONIN』も相当激しいですが…)


木村一八のギラギラした感じと荻野目慶子のブッ飛んじゃってる感じがイイですね。

特に荻野目慶子に至ってはマジでクスリとかやってんじゃないかと思うほどのブッ飛びかたです



そしてショーケンがカッコ良過ぎ。

無言で二人を追い続けるショーケンの迫力がスゴイです。

原田芳雄のヤバイやつ感も良かったし、樹木希林の肝の据わった女房感も流石です。

ただ八名信夫演じるヤクザの親分と手下たちが出てくるシーンは、一転してドタバタコメディみたいでちょっと残念で勿体ない感じでした。



萩原健一、原田芳雄、樹木希林、安岡力也(出番は少ない)など今は亡き俳優陣の演技にも胸が熱くなります。



ド派手なカーチェイスと爆発。

バブル期(本作が上映された1992年は既にバブルが終わってますが)の熱量が感じられるアツい作品でした。









おまけ


劇中に出てくるヘヴィメタルバンド「JACKS'N'JOKER」は実在したバンドで、「JUDY AND MARY」のリーダー恩田快人が所属しており、実際に本作に出演しています。

そして、本作でエキストラをしていたYUKIと知り合い、「JUDY AND MARY」を結成したという驚きの秘話が。

ある意味「JUDY AND MARY」を生み出した映画ですね。
totoruru

totoruru