ひでG

いつかギラギラする日のひでGのレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
3.8
「精神」を観た直後にこれを選ぶ俺は、どうかしてる。

しかも、「精神」と同スコアとは、本当に俺はどうかしている。

って言うか、
この映画が自体がどうかしている😰

完全に「いっちゃってる」映画。

まあ、よくもこんな、めちゃくちゃな映画
作りましたな、

これくらい、めちゃくちゃなら、お見事!

いっちゃい過ぎて、木村一八や荻野目慶子
その後、映画界から居なくなっちゃった

ショーケンも原田芳雄さんも、あっちの世界に逝ってしまった。

物語は、銀行強盗の仲間割れ、
そこに強盗一味の女と、
仲間割れした若い男を追うヤクザ
それに警官

全編、追う・逃げる&撃つ、撃つ、撃つ!

ここは、どこだ?!
日本か?!

無法地帯や、ハリウッドより撃ちまくる

こーゆーアクション系の作品には、
小休止や情に絆すシーンが挿入されることがよくあるが、
これには、全くない。

とにかく、金、欲、撃つ、、

これだけ、割り切ってくれるとスッキリする。

特に深作演出は、アクションの見せ方が
特に長けている。

最初の強盗シーンや原田芳雄のバスに乗り込むシーンは、ハリウッドアクションに負けない絵が映し出されている。

その中で、役者陣が生き生き、ギラギラしています。

ショーケン、あなたはやっばりスターですわ!
彼が居るだけで画面が引き締まるし、
視線も全て独占していく力があります。

脇もみんないいけれど、
やっばり荻野目慶子!

これだけ振り切った女性の役はあんまり見ないな、
記憶が確かでないけど、この作品直前にスキャンダルがあり、そーとな覚悟で挑んだんだろうな。

内容的には、かなり無理があるというか、
めちゃくちゃなんだけど、
それを考えさせれる余裕も与えない。

快作です!
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