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デーヴのGINのレビュー・感想・評価

デーヴ(1993年製作の映画)
3.8
平凡だった男が大統領の影武者になって巻き起こすヒューマン・コメディ。

監督は、アイヴァン・ライトマン

1993年制作。
人材派遣会社を経営するデーヴは大統領に瓜二つ。
あまりにも似ているため、一夜限りの代役を引き受ける事になるが、大統領が脳梗塞で倒れてしまい、彼の替え玉生活は延長される事になってしまう―。

平凡な男がひょんなことから大統領の影武者として国を引っ張るドタバタぶり。
大統領の妻にあたるファーストレディのエレンも替え玉の事実を知らされていないというのも話を面白くしている。
女好きで思いやりの欠片もない大統領ミッチェルに対し、デーヴは正真正銘の善良な男。
たちまち周囲の者たちは彼のファンになる。
彼の優しさが引き起こす周りの変化。
操り人形でしかなかったデーヴが、持ち前の明るさと誠実さで政治を改革していく様は、痛快で心地よい。
でも、使い勝手のいい操り人形が主張を始めたことを、快く思わない大統領補佐官がいて…。
終盤は、スキャンダルをでっち上げられ大ピンチに!?
デーヴは全てを解決するために大芝居を打つ。
ラストは上手い幕引きで、スッキリする終わり方😊
温かい作風で、爽やかな気持ちになる作品でした。

面白い発見は…
俳優さんで、『ミッション・インポッシブル』シリーズの
ヴィング・レイムスと『ミッドナイト・ラン』のチャールズ・グローディンが脇役で出演していたこと。
2人とも頼もしい役柄で、名脇役らしい良い演技をしていました😁
そして、アーノルド・シュワルツェネッガーの本人役でのカメオ出演には驚きました。
思わず笑っちゃったよ😁
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