ロビン

ノートルダムの鐘のロビンのレビュー・感想・評価

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)
3.9
15世紀末のパリを舞台に、醜い傴僂男カジモドと美しいジプシーの踊り子エスメラルダとの交流を描いた、ミュージカル・アニメーション。
とにかくミュージカル作品として素晴らしく、ミュージカルの舞台を観ているような感覚に陥るぐらい。
主人公が容姿のせいで自信がなかったのに、外界との交流を通して次第に強くなっていく姿にも心打たれる。
全体的にかなりテンポの良い映画で、観ていて一瞬も飽きさせない!
そしてラストの方は心優しきカジモドにずーと泣かされてしまった。。
ちなみにカジモドが日本人の名字である梶本(カジモト)に聞こえてしょうがない〜笑

一昨年4月の火災で屋根や尖塔が焼失したノートルダム大聖堂の早期の再建を願う。
再建された際にはまた訪れたい。
作品では実際のノートルダム大聖堂が忠実に描かれていて、宗教色が強い作品のように感じられた。
人間の愚かさや、ジプシー(マイノリティー)への差別等リアリティがありディズニー映画としては少し刺激が強く大人向けなのかなと。
それと、前半主人公のカジモドがその容姿の醜さを理由に群衆の前に晒し者にされ、モノを投げつけられるシーンはかなり酷く顔を背けたくなる。

判事のフロローがかなりの悪役中の悪役で、おっさんのイヤらしい気持ち悪さや残虐性を強く感じる最強の悪者!

ジプシーのエスメラルダはとても美しく、瞳がとても魅力的!
隊長のフェビュスもナイスガイ過ぎる!
カジモドは、かなりの身体能力があり小さなハルクのよう!
三人組の石像もナイスキャラで、お笑い担当!

そして個人的には、この作品の実写版を観てみたいので、是非ディズニーさん製作お願いしたい!
ロビン

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