じょうパン

ヒートのじょうパンのレビュー・感想・評価

ヒート(1995年製作の映画)
4.2
長かったけど、あの続きが観たいなと思わされる作品でした。全体的に映画のトーンが統一されていて終始緊張感がある話で退屈せずに作品に入り込めました。
マイケル・マン監督はやっぱり銃の音とかにすごくこだわってそうだな「コラテラル」とかも観て改めて感じました。
あとキャストが豪華

◻️脚本
この映画は脚本が上手いなという印象でした。
おそらく主人公は犯罪者のニールと刑事のヴィンセントのダブル主人公でした。2人の距離がだんだん近くなっていくのが観ていて面白かったし、ハラハラしました。
またヴィンセントは仕事のしすぎで家族との関係が上手くいかず、ニールは自分は犯罪者だと隠して彼女のイーディーとの関係を見て、仕事ができたりお金を稼げても家族との関係や人間関係は難しいんだなと感じせられました。また黒人の人のサブストーリーも葛藤があり面白かったです。

ニールはさんざん「30秒で高飛び」とか言ってなのにニール自身30秒で高飛びできてないやんと思いましたww
最後ニールがホテルから出てきてヴィンセントを見ただけで、イーディーが裏切ったと思ったのは理由としては少し弱いかと思いました。部屋に侵入する際、警察が監視している事を分かって警報装置を鳴らしたという行為(もしかして分かってなかった?)はヴィンセントにバレたくないという理由にも繋がるので少なくともヴィンセントが来てもおかしくないと考えるはずだと思うのでイーディーが裏切ったと思うには理由が弱いかなと思いました。おそらく、ニールは焦っていて気が回っていたのかなとも考えられました。
あとは個人的に最後撃ち合って握手する終わりは何かしっくり来なかったです。

◻️映像&音
映像は観ていてワクワクするし、音はリアルな音というか臨場感があり銃撃戦とか観ていて怖かったです。
ニールが黒人の人を勧誘した後、黒人の人の動きのカットが繋がっていなかったので気になりました。

◻️まとめ
続編が作られると噂されているのが、本当だったら嬉しいです。
正直何が良かったとかはあまり無くてほとんど全てが良かった映画でした。セリフやロケ地なども最高でした。
クライム映画の中でTOP3に入るくらい良かったです。

2024 41本目
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