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薔薇のスタビスキーのskm818のレビュー・感想・評価

薔薇のスタビスキー(1973年製作の映画)
3.6
途中かなり寝てしまった。実在した詐欺師をモデルにした話。1930年代、劇場を所有するなど実業家として知られたアレクサンドル。実は詐欺師として逮捕歴もある男。なんでそんな人が野放しになってんのかというと例によって政治家や警察幹部との癒着ですよ。彼はあれこれ手を広げ散財し破産に近い状態なのに融資などもしている。一種のパーソナリティ障害みたいなものなのか、医師に忠告される場面も出てくる。もちろん彼には当局も目をつけていて次第に彼を追い詰めるのだが、そうすると今までの取り巻きたちは手のひら返し、彼は悲惨な最期を迎える。冒頭いきなりトロツキー出てきてびっくりしたが、スタビスキーの事件が外国籍の人間への警戒を呼び、トロツキーの去就にも影響を与えたという話なのね。時代背景ある程度知ってた方が楽しめるかもなと思った。
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