① 岩に打ち寄せる波をバックに「 東映 」の文字で始まるオープニング。
そして、一番星号とともに流れる歌…
男の旅はひとり旅〜
女の道はかえり道〜
しょせん通わぬ道だけど〜
惚れた腫れたが交差点
あああぁ ああああぁ
一番星 空から
俺の心を見てるだろぅ
思わず口ずさんでしまった方はお友達です!
歌えなかった方はここで途中下車して下さい^_^
…とは言うものの、この作品のみ趣きが違ったらしく、シリーズで唯一「 一番星ブルース 」が歌われません。欲求不満!
②トラックをギンギラギンに飾ったデコトラの運転手 “ 一番星桃次郎 ” 菅原文太さんと “ ヤモメのジョナサン ” 愛川欽也さんのコンビ映画。
日本の各地を巡り、展開は全てほぼ同じ。東映版「男はつらいよ」といった感じで、今作は全10作の中の8作目。
1978年邦画配給収入の第5位で分かる通り人気シリーズでした。
毎回、桃さんがマドンナ( 今回は大谷直子さん )に一目惚れして振られるお約束の展開。
しかし今回は、振られ方が桃さんの生い立ちにも関係する理由なのでホロリ感が大きい。
終盤の展開も、
⒈緊急な荷物 or 人の運搬を頼まれ桃さんが男気で引き受ける
⒉警察の追跡をトラック野郎どもが身を挺して妨害する。
⒊一番星号が木の枝で飾り付けが割れ、コンテナに泥がかかりながら険しい道を走る。
⒋何とか間に合いハッピーエンド!
笑いあり涙あり、昭和の「 水戸黄門 」型安定映画。
③菅原文太さん、愛川欽也さん、緒形拳さん、高倉健さん、成田三樹夫さん…自分が幼かった時に銀幕で輝いていた方々がどんどん星になっていく…寂しいですね。
2015/5/11 地上波録画