めめ

フォレスト・ガンプ/一期一会のめめのレビュー・感想・評価

4.0
笑えて、泣けて、いい映画だった。長めだけどテンポがよく、全く退屈しなかった。トム・ハンクスとロビン・ライトの演技がとてもよかった。とくに、最後に再会してからのジェニーの顔色。俳優ってすごいなあ。
フォレストは知能指数が低いけど身体能力が高く、名誉勲章をもらい、社会的に成功する理想のアメリカ人。ジェニーは父親から虐待を受け育ち、ストリップクラブでライブすることから始まりヒッピーで反戦活動、薬物、自殺未遂、かなり対照的に描かれてる。(監督は、ガンプは良いアメリカ、ジェニーは悪いアメリカを描いてると言ったらしい)ジェニーは自分勝手にフォレストに近づいたり離れたりするから、キャラクターとして好きになれない人も多いだろうけど、私はとても愛おしいキャラクターだと感じた。ジェニーはずっとフォレストの価値を分かっていたけど、毒親のせいで自分を大切に生きることが出来ずフォレストのアプローチをずっと受け入れなかった。彼女の人生が一周して、最後にフォレストのところに戻ってきた時は、泣けた。そして最後の感情が溢れるトム・ハンクスの演技はすごい。障害の特性で表情が乏しく感情表現の少かったフォレストの、あの表情は素晴らしい演技でした。
私はこの映画をラブストーリーとして見てしまいましたので★4をつけましたが、確かに賛否両論あるのもわかります。障害者の描き方が、感動ポルノと言われれば否定はできないかもしれません。それに私は詳しくないけどあれだけアメリカ史と絡めながら話を進めておいてキング牧師が居ないのは、ありえないとか色々あるらしい。けれど、フィクションですし、それ以上に鑑賞者の心に訴えるものがあると思うし、なによりひとつの映画としてとてもテンポよくまとまりが良いと思ったので、やはり、私としては高評価です。
ババガンプシュリンプは日本にも店舗があるみたいなので行ってみたいなー🦐🦐🦐
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