KUJIRA

スパイダーマン2のKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます



前作で、漸く振り向いてくれたMJを振ったピーター。
MJに彼氏が出来た途端、スパイダーマンを放棄してMJまっしぐら。
ポエムまで披露して愛をアピール。
Too late
ごもっとも。

彼氏のプロポーズを受けておきながら、本当に彼で良いの?と友達に問われ揺れるMJ。

やっぱりあなたを愛してる。
ピーター「やっぱり無理」

チッ 何なんだよ。
もう何なん⁉︎
観てるこっちのストレスがMAX。

スパイダーマンの正体がピーターだと知り、やっぱり私の事好きでしょとMJ。
「好きだけど、スパイダーマンだから無理」

彼氏との結婚式。
ウェディングドレスのMJ。
逃亡。
ピーターの元へ。
付き合うの?

何この酷い脚本。
支離滅裂。


恋愛以外にも謎の行動が多い。

無意味にマスクをハズす事2回。
内、一回は電車を守った時。
乗客にメチャメチャ見られている。

MJに危険が及ぶどうこう以前に、まず正体を明かさない事。そんな初歩ですら、この有り様。何の為のマスクなんだ。

終盤、敵を説得する際に、マスクを取って正体を明かす。
でも、その背後に囚われのMJ。
やっぱりあなただったのね。
これはワザとか。
説得後、他所を見たりせず、マスクを被り直せば見られなかった。


MJの顔ドアップの広告が、街の至る所に。
前作から2年。女優の道へ踏み出してから順調にも程がある。

ハリーのどこが親友なのか。相変わらず疑問。スパイダーマンの写真撮ってるだけで、ピーターに厳しい目付き。

敵に魅力が無い。
坊ちゃん刈りに、つぶらな瞳。
一体、何がしたいのかが伝わって来ない。
アームに知能があると言う設定も活かせていない。本人が操っているのか、勝手に動いているのか判別不能。

青春時代に直面するあれやこれや。
ヒーローならではのあれやこれや。
その狭間で葛藤するピーターを描きたいのは分かるが、作品の出来としてはイマイチ。

ヒーローになる決意みたいなのは、前作でMJを振った件で充分。
それなのに揺れちゃってる少年を長々と見せられる。
テンポが悪くなっている。

付き合ったけど、ヒーローと恋愛と勉強で手一杯。で、MJを振るor振られる。の方が自然な流れなのでは。

根本から言えば、スパイダーマンの線引きをしない事が問題。
警察が追い掛けているなら、任せる選択肢も必要。
カツアゲや引ったくりなんかまで、自分でやろうとしたら、パンクするのは必然。
自分の目の前で起きている事を見逃せないのは仕方無い。でも、警察無線で犯罪を取りに行くのは違う。

毎度毎度の遅刻。
ヒーローとして人の役に立つ前に、周りに迷惑を掛け過ぎ。
KUJIRA

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