世の中は『ゴジラ-1.0』で盛り上がっているというのに、わざわざ初代『ゴジラ』を観るというヘソ曲がりな私です。
でもシリーズものは、やっぱり最初から観たくなるのよねぇ。
でも意外にもタイムラインに初代『ゴジラ』のレビューがチラホラ流れて来て「あ〜、皆さん結構観てるのね」って嬉しかった。笑
『ゴジラ』は全くの初体験で、ストーリーも全く知りません。
おまけに苦手なモノクロ映像。
果たして最後までちゃんと観られるのかどうか!
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オープニングが超カッコいい!
もはや知らない人はいないであろうあのテーマ曲と、けたたましく響き渡るゴジラの鳴き声に、テンション一気に爆上がり!
モノクロ映画を、初めて「カッコいい!」と思いました。
にしても、ゴジラってこういうお話だったのか!
キャーキャー大騒ぎする怪獣映画かと思っていたら、意外にもしっかりした社会派ドラマ&人間ドラマだった。
水爆実験の影響を受けて、海底から突如現れたゴジラ。
深い眠りから蘇ったのです。
いやもう、ゴジラがジュラ紀から眠り続けていた恐竜だったなんて初めて知りました。
私しゃ、てっきり、ウルトラマンのように未知の惑星からやってきた未確認生物だと思ってました。
オープニングで勝手に盛り上がってワクワクしながら観ていたのですが、観続けていくうちに段々と深妙な思いに変わっていきました。
戦後9年で制作されたこの作品。
悲惨な戦争と通じるものがありました。
核兵器の恐ろしさを身を以て経験した日本人だからこそ、作ることが出来た映画なのではないでしょうか。
ゴジラは人間の敵でありながら、実は人間が侵した罪の被害者でもあった…。
これは、ゴジラという過去の生物を通して訴えた反戦映画なのだと思いました。
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お気軽な怪獣映画だとばかり思っていた本作。
こんなにも深い意味がある映画だと知り、オープニングで「カッコいい」と思ってしまった自分の無知が恥ずかしくなりました。
観て良かった。
最新作はどんな感じなんだろう。
俄然興味が出て来たなぁ。