意外と面白かった。
死にかけた白人刑事に心臓提供したのは犬猿の仲で恋敵でもある黒人弁護士だった。その設定からして面白いし、心臓移植したお陰でその提供者の霊が見える、さらにその不慮の死を遂げた弁護士(の霊)が自分を殺した犯人を刑事と一緒に突き止めるという。
ムーニーとストーンの人間と幽霊のバディムービー、その二人が恋した女性クリスとの一筋縄ではいかないラブストーリー、殺人事件と陰謀を暴くサスペンス、この3つがミックスされてるが、うまいことまとまってた。
コメディで軽い役柄ではあったが、デンゼル・ワシントンがめちゃくちゃカッコいい。
猛ダッシュするシーンは身体能力の高さも垣間見える。
犬猿の仲だったムーニーにずっとついてまわり、ちょいちょい良いアドバイスをする、冴えなかったムーニーをオシャレに改造する、ピンチになりそうな時は先回りして予防する。こんな親切な霊なら大歓迎だが、ムーニーは生前の彼とのわだかまりもあり素直になれない部分もあって。
ストーンも生前に知らなかったことをムーニーのお陰で知ることになり、なんだかんだで良いコンビじゃないか。
大物俳優が若い時に出演した可もなく不可もなくな映画だろうと思っていたので、面白くてちょっと得した気分に。