このレビューはネタバレを含みます
引くほどの銃弾量、まさにそれはコメディの如く家をも破壊する
温かい光りに包まれて、広く美しい道路とアメ車、イーストウッドの映る画面はまさにアメリカ映画
チョッパー風のバイクにサングラスをかけたその姿はイージー・ライダーのようで、将来を話す二人の姿にバッドエンドがよぎる
が、それを裏切り、まるでハッピーエンド大好き男の僕が改変したようなラストに安堵、ザーっというノイズと後味の良い終わり方はまるで波の引くように爽やか
一年前からイーストウッドと付き合い始めたソンドラ・ロックの美しさにも目を引かれる
あのクリクリしたビー玉のような目は唯一無二
この時代らしいヌードシーンはあったが、ベンとの交わりはなく硬派で良かった
音楽の使い方も効果的で、ほとんど音楽なしでも飽きない会話や構成も流石ながら、ジャズっぽい激しさが緊張感を高めてくれる
とくにラストの特製装甲バスシーンは痺れる、リアリズムに囚われずそこにあるクールを楽しむが吉な作品
隅から隅まで格好良さに溢れてる本作は間違いなく名作、いったいどうやったらあんなハンサムになれるのかね