余命わずかの母親のために、料理の苦手な娘エイプリルが頑張って七面鳥を作る話。
THE インディペンデント映画。とにかく地味すぎるし、内容も微妙。ドタバタコメディなのに笑える瞬間が一度も無くて、80分とは思えないくらい長く感じた。
親子の確執を描きたいのか、生と死を描きたいのか、それとも様々な人種・年齢・性別の人たちとの交流を描きたいのか、軸がハッキリしていなくて常にどっちつかずな印象だった。久々に強烈な「思ってたんと違う」感に襲われた。
本来なら暗くて重い題材を喜劇調に描いた作品という意味でも、やり方次第では『JUNO/ジュノ』や『リトル・ミス・サンシャイン』のようになれた気がするのに、すごく勿体なかった。
唯一良かったのは、数々の映画賞で助演女優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされたパトリシア・クラークソンくらいだった。