ユースケ

インクレディブル・ハルクのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

歌舞伎役者のように大見得を切って吠えるハルク。アン・リー監督の【ハルク】からわずか5年でリブートされたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)第2弾は、ハルクの大ファンであるエドワード・ノートンをはじめ、ウィリアム・ハートやティム・ロスなど、演技派俳優を集結して制作された東宝特撮を思わせる怪獣映画。
ハルクの誕生から現在に至るまでの経緯はオープニングで終わらせ、ハルクの登場までわずか20分。前作のような出し惜しみは致しません。

とにかく、街を破壊しながら殴り合いを繰り広げるハルクとアボミネーションの姿は、東宝特撮怪獣映画の名作【フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ】そのもの。そのものすぎて、スターク・インダストリーズ製の音波砲がメーサー殺獣光線車に見えてきてしまいます。

更に、恋人のリヴ・タイラーとエッチしたいエドワード・ノートンに感情の制御を教えるためにビンタをお見舞いするヒクソン・グレイシーやエドワード・ノートンと握手を交わして新旧ハルクの夢共演を実現したTV版【超人ハルク】のルー・フェリグノなど、豪華なカメオ出演も要チェック。

ちなみに、ティム・ロスの出演理由は、【ロスト・イン・スペース】のゲイリー・オールドマンの出演理由と同じく、自分の子供に見せられる映画に出演したかったからだそうです。