mさん

アンノウンのmさんのネタバレレビュー・内容・結末

アンノウン(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

普通にテンポ良く楽しめた。
記憶が曖昧な状態を表現するだんだん
カメラが回っていく撮り方や、
アクションが見やすかった。

秒で大ボスが死んだり、
秒で妻が爆発に巻き込まれたりして
一切余計なくだりがない感じが面白かった。

だからストーリーとしては
割とずっと緊張感が続いてくれた。
ただ最後スパイのおじさんが何かを調べ真実に辿り着いたのに、主人公に知らせず死んだので、主人公と会わなくてよかったんじゃ?そもそも出なくてよかったんじゃと思ったけど。

あと主人公結局悪いやつじゃん!って判明して
大事なのは今何をするかよ、ってなってホテルをまもるところまではまあいいんだけど、そのあとノリノリで夫婦になって楽しく終わってるので、
なんか「昔のことは昔!ちゃんとホテル守ったし今は楽しんでいいでしょ!」って開き直ってる感じが少しだけしちゃったかも。あのホテルでダミーを殺して、それでパートナーが本能的に後退りしちゃう部分は台詞もなくてすごくよかったからあそこで終わってくれるとよかった。パートナーも偽造パスポートを手に入れた、二人で手を繋いで旅に出るっていうラストのシーンの音声を無音にして、あのホテルのシーンにカットバックで入れて、切ない音楽でやればすごくいいなと思った。あの「逃れられない殺人者のスキル」みたいな部分をもっと最後フォーカスして、それでも手を取って寄り添うみたいな少しビターな終わり方の方が好きだった。

あと結局ダミーの予備がなぜ男にだけいるかが謎で、だったら妻にも必要なんじゃないの?と思った。

そしてリーアムニーソンが元々味方サイドなんだったら、敵もすぐに殺そうとしないで教えてあげろよとか、

妻との関係も設定なんだったら、何で仕込みの日?写真とか撮った日にお風呂で情事に勤しんだりしたんだろ。そこまでやんなくて良くね?と思った。そりゃリーアムニーソンも勘違いするよなとおもった。
mさん

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