リーアム・ニーソン。
演技派の俳優である。
近年はイメージ一新。
無双する主人公です。
オッサンだけど強い。
圧倒的に相手を倒す。
一見して“セガール拳”の使用者。
しかし、その中身は全然違います。
哀愁を漂わせる疲れ切った表情は、
とても強そうなイメージがなくて、
くたびれたオッサンにしか見えず、
実はもの凄く強いギャップを持つ。
これが近年のリーアム・ニーソン。
実はアマチュアのボクサーだった。
だからパンチにはキレがあります。
演技派だから映画賞にノミネートされる。
アカデミー賞や舞台のトニー賞などなど。
身長が193センチだから圧倒的な体格。
精悍な顔つきは強さを象徴させてくれる。
だから本作の科学者役は噛ませだと察知する。
殺し屋相手に勝ってしまう科学者がいるのか。
バック走の車を難なく操る科学者がいるのか。
やはり、リーアム・ニーソンが強いのは当然。
リーアム・ニーソンの相手となる、
ヒロインのダイアン・クルーガー。
美しいのは言うまでもなく、
彼女のドイツ語が聞けます。
さすがは母国語だと言える。
もう一人の相手役である妻の、
ジャニュアリー・ジョーンズ。
美しいのは言うまでもなく、
隠し事する演技も悪くない。
短い登場ブルーノ・ガンツ。
チョビ髭があればヒトラー。
メガネをかける仕草が良い。
大物感のフランク・ランジェラ。
やっぱりという感じの役でした。
記憶を失った男が真実を思い出す。
それは世界を揺るがす意味を持つ。
誰にも知られない暗躍する主人公。
リーアム・ニーソンらしい役です。
サスペンス要素はオマケだと思う。
あとはリーアム・ニーソンの活躍。
これに限る作品だと言えるだろう。
TV-20