だすぷーちん

ファニーゲームのだすぷーちんのレビュー・感想・評価

ファニーゲーム(1997年製作の映画)
4.0
今年も湖畔の別荘に避暑にやってきた、強烈に意識高い系富裕層なゲオルグ君御一家・御一行様、目つき、言動、行動、全ておかしい、白服のサディスティックガイキチボーイズに訪問され、酷い目に遭う!

今年も夏がやってきた!

ゲオルグ君一家は今年も、レンジローバーにボートをひかせながら別荘にやってきました。

途中、別荘仲間のフレッド君に会いましたが、どうもフレッド君の様子が妙によそよそしい、そして、二人の見たことのない白服に白手袋の青年が、一緒にいるのをみて、こいつら誰やねん?とは思ったのですが、あまり気にも留めず、別荘に入ります。

アンナママが、キッチンで料理の準備をしていると、さっきの白服の片割れ、ペーターが卵を分けてくれと、言葉付きは丁寧ですが、どう見ても、まともではない雰囲気をかもしだしながらやってきます。さらに、この後、もう1人の青年、パウロも加わり、一家にとっては最悪級の恐ろしいゲームが始まるのでした。

   ※ ※

「なぶる」という言葉があります。
漢字で書くと「嬲る」ですね。
この映画をみると、なぜ、なぶるという漢字が、
男女男と書くのか、よくわかります。

ガイキチボーイズのパウロとペーターが、アンナママを真ん中に挟んで、散々弄ぶさまは、まさに「嬲」という漢字がばっちり似合っているとおもうのです。

逃げ場のない、別荘という名の檻に捉えられて、ゲオルグ君一家が、ガイキチボーイズに嬲られるだけのストーリー、最低に胸糞で、ここまで胸糞だと、逆に清々しさを感じちゃう……訳もなく、悶々と時間はすぎていくのでした。

個人的には、ナイス評価です……。
だすぷーちん

だすぷーちん