映画史上に燦然と輝く凶悪映画。ついに見るに至りました。
別荘でゆっくりすることにした親子が別荘に滞在することに。二人の男(一人はどこか気味悪いデブ、もう一人はガリガリの短パン男)によってそのバカンスは悪夢に変わる。
最初デブ一人が卵4個くれと訪ねてきたところからここまで行くとは。
いちいちちょっとだけイライラする行動を連発するから結局は出てってくれと言うハメに。
二人は自分から明確に何っていう何をする訳じゃなくて、どこか不愉快なのでとりあえず出て行ってほしくなる。その結果先にこちらが攻撃的になってしまい、それに対して二人は被害者面をするというすごく嫌な構図。
そして二人の行動は徐々にエスカレートしていき…
まあ、全て計画通りなんだけどね…
犯罪の中身はまあ直接見てもらって…という感じなんだけど、明日の朝9時まで生きてたらあなた方の勝ちだ、と言われる。それで生かしてもらえるかどうかはわからんが…
それで一通り屈辱を受けた後、二人は居なくなる。
そこで家族はあらゆる方法を考え脱出を試みる。色々やってみるが中々上手くいかず… その姿が惨めで惨めで… こんな惨めな気持ちになる映画は初めてかも。
二人はたまにカメラを見て観客に話しかけるのだが、彼らはこの一連の犯罪そのものを映画という一つの作品に落とし込むつもりのようだ… 極めて悪趣味な映画の使い方。
この作品のメッセージって何なのかなと考えながら見てたけど、全然わからず。
U-NEXTの解説文を読んだら「娯楽として消費される暴力に対するアンチテーゼ」だそうだ。なるほど! 娯楽としての暴力って言ったら最近ではテリファーとか?笑 まあテリファーに限らずだけど… 極論言ったらマーベルとかもその範疇なのかしら。
まあアンチテーゼとか言ってるけど、俺の感想で言うならこの映画も十分娯楽だけどねー… 苦しめ方が唯一無二すぎて。