細田が前作で好き勝手やらかしたおかげで尾田っちが全面協力の監修のもと初めて製作された今作。(何ならシナリオもゴリゴリ書いている)
一味も揃い(2年後に入る直前かな)、映像クオリティも底上げされている。
OPはシリーズ1番オシャレだし、一味が黒スーツで銃アクションする姿も見られる。
ナミにスポットを当てた友情劇、トリコのグルメ界か？と思うほどの大量のヘンテコ動物の登場など見どころはたくさん。
敵ボスは設定だと超強いけどそこには余り期待しない方が良い。
竹中直人と声は見事に遜色ない悪役にハマっている。他のゲスト声当てはちょっと気になったかも… バイキンマンの声は聞く度に笑ってしまった。
敵船のデザインや、ラピュタの古代時代のような多数の島が浮かぶ天空土地群の様は壮観。
以下ネタバレを含みます。
大筋はやっぱりワンピらしい。友情はいつだって最強で、謎の薬が人を不幸にするし謎の解毒剤が絶対に存在して全てを解決する。
シキの支配による人々の貧困生活がそこまで悲壮感が出ていない…羽の伏線強引過ぎて笑った。
シキは物を浮かせる能力のはずなのに大地や海を錬金術みたいに操っていてライブ感で能力変わってんなーと思っちゃった。普通に海水触れていても能力発動してるし…
シキすぐ倒されたし、グランドラインからわざわざ東の海に戻って侵略するぞーとかコスパ悪い行動しようとするし頭が悪いタイプの敵だった。
ルフィがバカ音圧で「なんだこりゃああああああ！！」て叫ぶところ太陽にほえろじゃん！て笑ってしまった。
ゾロが突然3人に分身し阿修羅攻撃！ドン！てやったのクソ笑った。いつの間に悪魔の実食べたんだ？？
ラストのデケェ足でやっつける絵面コナンくんよりひどいけど熱かったからよし！
島が地に落ちていくラピュタのクライマックスの逆verのような荘厳な現象が面白かった。
ナミが単なる囚われの姫でなく、強い意志を持って行動する立派な一味だったの非常に良かった。昔は必死に「助けて」という言葉を絞り出すのにあんなに必死だったのに、今回は(まわりくどいが)堂々と仲間を信じて助けを求めていてその成長も素晴らしかった。主役はナミだ。大電撃や大爆発を食らっていても謎にほぼ無傷だったし主人公補正が間違いなく掛かっていた。
