Stroszek

鬼畜のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

鬼畜(1978年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1978年。原作は松本清張の短編小説(初出『別册文藝春秋』1957年4月号)。埼玉県川越市で印刷屋を営む宗吉のもとを愛人の菊代が訪問。子ども三人を残し立ち去る。本妻に睨まれながら、子ども達の処遇を考える宗吉だが、段々と持て余し始める。「本妻との間に子どもがいないなら後継として育てりゃいいのに」と思ったが、自分の子どもでも愛情を持てない親というのはいるらしい。「6歳の利一は名前も住所も言えるから捨ててこれない=殺すしかない」という回路で長男殺害が決まるのが怖い。終盤に告白される宗吉の生い立ちも壮絶だった。
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