段ボール箱

カールじいさんの空飛ぶ家の段ボール箱のレビュー・感想・評価

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)
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とにもかくにも音楽が最高すぎる。
あと長編映画であるにも関わらず、セリフによる説明ではなく画だけで背景事情を説明するシーンが長く、特に冒頭の奥さんとの出会いから別れまでのシークエンスはピクサーの短編を観ているようでめちゃくちゃ心地よかった。
音楽の使い方とも相まってピクサー屈指のおしゃれな映画になっていると思う。
そもそもおじいさんを主人公にアニメ映画を撮ろうと思った時点で凄すぎる。

怖い犬の音声変換器がいつも壊れてかわいい声になっているところや、敵の犬たちであってもかわいそうな目に遭わないところは配慮を感じる。

セリフの少なさや探検隊志望の子供が出てくるところ、家が飛ぶという荒唐無稽な設定など、ちょっとジブリ映画の雰囲気と通ずるものがあるかもしれない。
だから胸焼けせず見やすかったのかな。