kanegon69

ある日どこかでのkanegon69のレビュー・感想・評価

ある日どこかで(1980年製作の映画)
4.0
切なくてノスタルジックで、美しい古きアメリカの景色と音楽に満たされたいい映画でした。

主人公のリチャードは自らの処女作の劇を上演した後のパーティー会場で、突如として現れた気品高い老女に会い、懐中時計を渡される。そして意味深な "Come back to me.." という言葉を残して去る。この老女はこの日の夜、グランド・ホテルの自室に戻り、リチャードの脚本を抱きしめながら静かに息を引き取る。一方、その後リチャードはたまたま立ち寄ったグランド・ホテルで、美して若い女性の写真が古い額縁で飾ってあるのを見つける。リチャードは彼女に引き付けられ、どうにか彼女の生きていた1912年に行けないか、タイムスリップの方法を探り出す、、

なんとも切ないストーリーです。そしてとても印象深い映画です。気品あふれる主役の二人、クリストファー・リーヴとジェーン・シーモアが美男美女で実に素敵なカップルを演じている。そして1912年のアメリカの映像がなんとも美しい。エンディングは切な過ぎて、もうちょっとなんとかならないのかと、、正直思ってしまったが、、映画全体のクオリティとしての高さは素晴らしいと思います。
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