最初から最後まで退屈する暇もなく真剣に観てしまった…
(他の映画を真剣に観てないってわけじゃないけど…笑)
全体的に暗い印象だけど、映像とか音楽が綺麗だったし、とても面白かった。
松たか子がなにやら復讐をするというのは以前から知っていて
いつか観ようと思いつつ、なぜか観ていなかった。
松たか子が告白した後、テンポ良く登場人物それぞれの立ち位置からの告白があってわかりやすい。
本人にしかわからない心や、見えない景色がある。
正しいとか間違ってるとかではなくて、それぞれの事情や理由があって観ていて飽きなかった。
世の中の犯罪の全てに言える事だけど、どんな事情があろうと、被害者(もしくは第三者)からすると、同情の余地がないんですよね。どんな事情があってもダメなものはダメなんだとしか言いようがなくて。
人を傷付けることはダメなんだっていうのは当然の事なんだけど、結局自分も傷付ける事になるんだなと。
復讐されるような人は必ず、復讐される原因を作っているし、痛手を負わないと理解も出来ないし…そんなモンスターを生み出した親にも原因があって…
とか色々考えていると訳がわからなくなる。
大事なものが消える音(パチン)って、もしかすると自分の中の正しさとか、モラルとか、人を大切にするとか、そういった内面的なモノが消えてしまう時に聞こえる音なのかも…とボンヤリ考えてしまった。
「ドッカーン」の一言に全てが詰まってます。
そして芦田愛菜ちゃんが可愛かった。