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トリコロール/赤の愛のものレビュー・感想・評価

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)
3.9
赤の愛が1番良かったです。
若さゆえ、世間を、物事を真っ直ぐに捉えて(その分、傷つく事も多い)生きているヴァランティーヌと、世捨て人のような元判事のお爺さん。(趣味は盗聴)
犬さんを介して始まった、2人の静かな心の交流。
お爺さんはヴァランティーヌの純真さに心打たれたからこそ、自分自身を衆目に晒してまで、今までの自分と決別しようとしたのではないかな…
せめてこの娘に対してだけでも、誠実に向き合おうと思ったゆえの行動だったのでは、と思いました。

世代や立場が違っても、人と人は優しさや思いやりで繋がる事ができます。そんな当たり前の事に気づかせてくれる、素敵な映画です。
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