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ドライブ・マイ・カーのものレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
4.5
村上春樹作品の全部は読んだ事ないけど好きです。8割は読んだかな。ハルキストでは無い。『街とその不確かな壁』も読みました。(1番好きなのは『納屋を焼く』)
映画の、最後のお芝居の科白(真っ直ぐ過ぎて少々耳障りな、標語みたいな科白)が、曲がったり欠けたりすることなく、すとんと心の真ん中に落ちるように、前菜的な意味合いで映画の本編があったのかな?と私は思ってしまった。

娘を喪い、妻からも裏切られたと思っていたけど、妻から逃げる事によって(そうさせていた自分)に気づいた主人公、母親を殺した自分は幸せになる資格など無い、と、自分の人生全てを黒子に徹して生きて来たドライバー。。
お互いの暗い過去を恐る恐る差し出し、
(ドライバー役の三浦透子さんが素敵だったなあ。)癒されていく過程が素敵でした。
良かったです。
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