がぶりえる

道のがぶりえるのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.8
切ない

全体的に優しいタッチだし、繊細な描写が積み重なった映画だが、ラストは色々考えさせられてズシッとくる作品だった。

人は独りでは生きていけない。
誰かが側にいることで自分の生きる道や自分の存在意義を見いだせる。
でも、人はそれに気付かず、他人に強く当たったり、衝突したりしてしまうことがある。
そんな哀しさがラストには込められていたと思う。