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アデュー・フィリピーヌのabokadoのレビュー・感想・評価

アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)
4.0
文芸坐シネマテークさんにて(自分はこの企画が大好き!)
初ジャック・ロジエ。
内容をサクッと説明するとイケイケのテレビ業界スタッフが外にいたフィリピーヌな女の子2人をナンパし徴兵されるまでの間バカンス楽しむぞ!っていう底抜けに終始青春な作品。

年代も古いのでモノクロだけどこれまた不思議な事に画面がキラキラしている。モノクロを感じさせないくらい伝わってくるまぶしさや彼女たちの魅力(ひなぎくの2人の様な)opがエンドロールにも感じる表現法とこれまた底抜けに明るい音楽が観ている側に楽しさを伝えてくる。
特有のブツ切りのカットも面白い。暗転はしません、やり直すかの様なでも物語は進んでるっていう。
1人の男を取り合う仲良しの彼女たちが初めて(おそらく)喧嘩したり、嫉妬したりと青春特有の甘酸っぱさや辛さもあるので楽しさの中にも葛藤をコミカルに描いてるのも良い。でも彼女たちは結局仲良し!!コルシカ島での話が好きだった。
題の通りアデュー!までしっかり終わらしてくれるのでラストも清々しい。

VHSでも確かレンタルはないはずDVDレンタル化するといいですね。
※フィリピーヌ=アーモンドの様に離れられない友達同士という意味らしい。Google先生抜粋
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