はる

スクール・オブ・ロックのはるのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
5.0
世の中には最っ高な映画が山ほどありますが、スクールオブロックはその中でも飛び抜けて最高です。コレを否定する人とは友達にはなれません。
私が小中学校の頃は音楽の授業なんてのはバカのひとつ覚えの様に合唱ばかりでクソ面白くなかったですが、もしこんな先生が居たらどんなに楽しかったかと思います。自分の場合はZEPもフーもクイーンも父親が教えてくれ先生代わりになってくれたおかげで、当たり前にロックを聴く様になりましたが、私と同じ20代の友人だと歴代の偉大なバンドなんて知らない人がほとんど。だからこういうロック史を鬱陶しく語ってくる大人ってやっぱ居た方が楽しいよなと久々に本作を観て思いました笑
このジャックブラック先生が教えてくれる中で特に素晴らしい事が2つあって、1つはそれぞれの個性を発揮する場所は必ずあるという事。歌が上手かったり、ギターが弾けたり、プログラミングで照明操作したり。バンドは当然表方だけでなく裏方も必要不可欠ですが、コレはバンドに限らず社会では色んなところで言える事で、子供達はバンドを通じてホントに学んでるんですよね。そして、もう1つは必ずしも順位や成績が全てじゃないという事です。もちろん結果が重要な瞬間もたくさんありますが、人生は決してそれだけじゃない。バンドを順位付けたりしても結局意味がないのと同じで、最高だったらそれで良いじゃないかって事あるんですよね。そのステージを最高にする為に努力する。出せるものを全て出す。いやぁジャックブラック先生最高です。
洋楽好きだとついニヤついちゃうシーンがたくさんあって、最初にジャックブラックが弾くギターのリフとか、生徒に渡すCDがちゃんとロック初心者用なところとか、メグホワイトなんかとか言っちゃう感じとか、校長がスティーヴィーニックスが好きとか、んまぁ全部最高なんですよね。あとこの映画が偉いのは"移民の歌"が使われてるとこですね。ジミーペイジは楽曲使用に中々OK出さない人ですから、監督とジャックブラックはよく頑張りましたよね。
ラストのライブシーンは何回観ても最高に楽しいですし、同時に毎回泣いてしまいます良すぎて。音楽ってホント良いものですよね〜
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